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ストーカー規制法の改正について

LINEなどのSNS等による付きまといも規制対象に

平成28年12月6日に改正ストーカー規制法が成立し、本年1月3日に施行されました。改正の大きなポイントは、SNSでの付きまとい行為を規制対象行為に加えた点です。従来は、付きまとい行為の一つとして「電話をかけ、ファクシミリ装置を用いて送信し、若しくは電子メールを送信すること」を規定しましたが、SNS上でのメッセージの送信を対象とすべく、新たに「電子メールの送信等をすること」と規定し、「電子メールの送信等」にSNSを含めることを明らかにしました。

この改正により、SNSを用いたメッセージの送信や個人のブログ等にコメントを送ることも含まれることとなります。施行からわずか2週間程度で、改正ストーカー規制法を適用した逮捕が少なくとも2件報道されており、いずれの事件もLINEを利用したメッセージの送信行為が問題となっています。

その他の主要な改正点として、ストーカー行為罪の非親告罪化(被害者の告訴を不要とすること)や罰則の引き上げ(「6月以上の懲役又は50万円以下の罰金」を「1年以下の懲役又は100万円以下の罰金」への厳罰化すること)が挙げられます。